きょうだいのための親なき後を考える会

10月29日(土)に「きょうだいのための親なき後を考える会〜親あるうちに、私たちきょうだいが知っておきたいこと〜」終了しました。
ファーストペンギンとの共同企画で、講師に「親なきあと」相談室関西ネットワーク代表理事の藤井奈緒さんをお迎えし、20名のきょうだいにご参加いただきました。

藤井さんは障がい当事者、きょうだいのお母様であられ、前半の講演会では、母の立場での思いと、親なきあとの備えに必要なことや使える制度について丁寧にお話しいただきました。
後半の座談会では、すでに親なきあとを経験しているきょうだいの体験談にも触れつつ、ご参加くださった方からの質問に答えていく、良き時間となりました。

今回親の立場の藤井さんに講演をお願いしたのは、
・親の立場にいる人全てが、きょうだいを二の次にしているのではない。
・悩み葛藤している人もいる。
といった、”親なきあと”に対する親の思いをきょうだいにも知ってもらえたらと思ったからです。
ただ、全ての家庭の親御さんがきょうだいの為に親なきあとについて考えてくれているかといえば、そうではないことが多いのが現実です。
・親
・障がい当事者
・きょうだい
立場が違えば相手に対する思いも個々に違います。
無理に混ぜ合わせてもそれは美しい色にはならないのです。
ゆっくり、ゆっくり混ざり合うことで、その家族だけのマーブルカラーを作れるのだと思うのです。
何をどう混ぜ合わせるのかを一人で考えるのは大変な作業です。
これからリオン西多摩きょうだい会で、きょうだい同士で一緒に考えていけたらと思います。